「ソルビトール」とは自然界にも多く存在している糖アルコールの一種で、ソルビット(sorbit)またはグルシトール(glucitol)ともいいます。

リンゴなどが属するバラ科の植物であるオウシュウナナカマド(学名:Sorbus aucuparia L.)から発見されたため、ソルビトールと名づけられました。

ほのかな甘みがあるため、甘味料として飲料や食品に添加されたり、水分と反応すると熱を奪う性質(吸熱反応)があるため、口に含むとひんやりとした清涼感を感じます。

そのため、ガムやキャンディー、歯みがきにもよく使われ、砂糖や水飴より多くの水分を保持できるため、化粧品に配合される場合は保湿剤として配合される成分です。

「HBA® 薬用プラセンタ ホワイトローション」では、化粧品の基剤・保湿剤としてより一般的な多価アルコール類であるBG(ブチレングリコール)やDPG(ジプロピレングリコール)も使用しています。

化粧品保湿成分としてのソルビトールは水分の吸収・放出のサイクルがそれらと比較してゆるやかなので、お肌の乾燥に対して水分量のバランスをとりやすくなる働きが期待できるのです。

ちなみに、リンゴなどのバラ科の植物は、光合成を行って合成したデンプンを植物全体に送り届ける際に、デンプンを加水分解して生まれたグルコースをソルビトールに変換します。

リンゴの実を切ると「蜜」と呼ばれる半透明な部分が含まれていることがありますが、これはソルビトールが蓄積したものなんです。生命の神秘ですね。